macOSの設定ファイルをカスタムして、あなたのCLIライフを幸せに
はじめに
普段ターミナルを使用していて気なるところがいくつかあったので、自分好みに変えた。
後先考えずに設定ファイルを増やしたり、変更したりしたので忘れる前にメモ。
目次
- コマンドのショートカット
- lsコマンドの出力結果の色変更
- /etc/bashrcの設定
- ファイルを任意のアプリで開くコマンドを作成
- Homebrewインストールとmas-cliのインストール
- tabキー押下時の警告音と画面点滅をオフにする
- hostsファイルによく使う接続先の登録
コマンドのショートカット
# general command alias ls='ls -G' alias ll='ls -lG' alias la='ls -laG' alias rm='rm -i' alias cp='cp -i' alias df='df -h' alias vi='vim' # docker command alias d='docker' alias dps='docker ps -a'
"/etc/bash_alias"を作成して、ショートカットを設定する。
"ll"と"rm"はの設定は必須だと思う。"ls -G"はlinuxの"ls --color"と同じ意味。
lsコマンドの出力結果の色変更
LSCOLORS=gxfxcxdxbxegedabagacad
"/etc/bash_profile"を作成する。環境変数を設定したい時はここに書く
(例: "export PATH=$PATH:/hoge/hoge")
私は現時点では通したいパスがないので、lsコマンドの色だけ変更してる。
- 参考サイト by edvakf in hatena
/etc/bashrcの設定
[ -r "/etc/bash_alias" ] && . "/etc/bash_alias" [ -r "/etc/bash_profile" ] && . "/etc/bash_profile"
/etc/bashrcの末尾に2行追記する。これでターミナル起動時に読み込まれる。
あと". /etc/bashrc"で再読み込みできる。
ファイルを任意のアプリで開くコマンドを作成
#!/bin/bash # vscode <filename>... # open ${@:1} -a "Visual Studio Code"
"/usr/local/bin/"配下に自作コマンドを作成します。
(例:"/usr/local/bin/vscode")
macOSではCLIからファイルを開くために、openコマンドが用意されています。
-aオプションを使用すると開きたいをアプリを指定できる。 ("ls /Applications"でアプリ一覧を見られる)
"${@:1}"は1番目以降の引数全てを意味する。(一度に複数ファイルを指定可能にする)
Homebrewインストールとmas-cliのインストール
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
brew install mas
パケットマネージャをインストールする。
Homebrewとmas-cliはmac用のパケットマネージャ。
ターミナルだけでパッケージのインストールができて便利。
特にmas-cliはAppStoreのアプリをまとめてインストールする時に重宝する。
tabキー押下時の警告音と画面点滅をオフにする
ターミナルの設定画面からBellのチェックを外すだけ
hostsファイルによく使う接続先の登録
192.168.11.1 router 192.168.11.81 raspberryPi 192.168.11.102 windows10 192.168.11.103 debian
/etc/hostsに上記みたい追記すると、"ssh 192.168.11.103"を"ssh debian"でいけるようになる。
端末が少ないなら、各端末ローカルのhostsに書けばいいと思うが、私の場合は自宅DNSサーバを設置して、そこで一元管理している。
おわりに
仕事でも遊びでも、自分が使いやすいように環境を整えるのは大事だと思う。