macOSの設定ファイルをカスタムして、あなたのCLIライフを幸せに

はじめに

普段ターミナルを使用していて気なるところがいくつかあったので、自分好みに変えた。
後先考えずに設定ファイルを増やしたり、変更したりしたので忘れる前にメモ。

目次

  • コマンドのショートカット
  • lsコマンドの出力結果の色変更
  • /etc/bashrcの設定
  • ファイルを任意のアプリで開くコマンドを作成
  • Homebrewインストールとmas-cliのインストール
  • tabキー押下時の警告音と画面点滅をオフにする
  • hostsファイルによく使う接続先の登録

コマンドのショートカット

# general command 
alias ls='ls -G'
alias ll='ls -lG'
alias la='ls -laG'
alias rm='rm -i'
alias cp='cp -i'
alias df='df -h'
alias vi='vim'

# docker command
alias d='docker'
alias dps='docker ps -a'

"/etc/bash_alias"を作成して、ショートカットを設定する。
"ll"と"rm"はの設定は必須だと思う。"ls -G"はlinuxの"ls --color"と同じ意味。

lsコマンドの出力結果の色変更

LSCOLORS=gxfxcxdxbxegedabagacad

"/etc/bash_profile"を作成する。環境変数を設定したい時はここに書く
(例: "export PATH=$PATH:/hoge/hoge")
私は現時点では通したいパスがないので、lsコマンドの色だけ変更してる。
f:id:yuki9431:20190423220049p:plain

/etc/bashrcの設定

[ -r "/etc/bash_alias" ] && . "/etc/bash_alias"
[ -r "/etc/bash_profile" ] && . "/etc/bash_profile"

/etc/bashrcの末尾に2行追記する。これでターミナル起動時に読み込まれる。
あと". /etc/bashrc"で再読み込みできる。

ファイルを任意のアプリで開くコマンドを作成

#!/bin/bash
# vscode <filename>...
#

open ${@:1} -a "Visual Studio Code"

"/usr/local/bin/"配下に自作コマンドを作成します。
(例:"/usr/local/bin/vscode")
macOSではCLIからファイルを開くために、openコマンドが用意されています。
-aオプションを使用すると開きたいをアプリを指定できる。 ("ls /Applications"でアプリ一覧を見られる)
"${@:1}"は1番目以降の引数全てを意味する。(一度に複数ファイルを指定可能にする)

Homebrewインストールとmas-cliのインストール

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
brew install mas

パケットマネージャをインストールする。
Homebrewとmas-climac用のパケットマネージャ。
ターミナルだけでパッケージのインストールができて便利。
特にmas-cliはAppStoreのアプリをまとめてインストールする時に重宝する。

tabキー押下時の警告音と画面点滅をオフにする

ターミナルの設定画面からBellのチェックを外すだけ
f:id:yuki9431:20190423220229p:plain

hostsファイルによく使う接続先の登録

192.168.11.1    router
192.168.11.81   raspberryPi
192.168.11.102  windows10
192.168.11.103  debian

/etc/hostsに上記みたい追記すると、"ssh 192.168.11.103"を"ssh debian"でいけるようになる。
端末が少ないなら、各端末ローカルのhostsに書けばいいと思うが、私の場合は自宅DNSサーバを設置して、そこで一元管理している。

おわりに

仕事でも遊びでも、自分が使いやすいように環境を整えるのは大事だと思う。